エダモン先生の思い出
今日のニュースで
枝元なほみ先生が2月27日に
逝去されていたと知りました。
突発性間質性肺炎という
難しい病気でご闘病されていた
ことは何かの記事で
読んだことがあったのですが…
つい先日読んだ
『アフロえみ子の四季の食卓』
幻冬舎文庫版
のあとがきで枝元先生の
いきいきとした、
そして率直な文章に
ふれたばかりで…
「エダモンさん、
ご病気の具合はどうだろう」
と思っていたところでした。

枝元先生の
圧力鍋レシピはいまでも
加圧時間の目安に
よく見ています。

↑
「圧力鍋のもっと絶品おかず
ヘルシー編」
別冊エッセ中のお写真
枝元さんは高山なおみさんと
同じく、無国籍料理のお店
出身。
栄養士出身の
料理研究家と違い
「こうしなければならない、
こうするのが正しい」
などとは言わない。
料理を自分の手になじむように
ムリせず
楽しんでいらっしゃる
雰囲気がすてきで
ファンでした。
ほんわかした
たれ目の笑顔がすてきな
先生ですが
お話しすることは
的を得ていて
一般論的なつまんない
話しではなく
実体験に基づく感じで
おもしろかった。
生活と料理が
無理なくつながっていて
あの笑顔そのままで
ご自宅でも
食材に向き合っている様子が
想像できた。
ご病気されてからも
「いま、できること」に
力いっぱい取り組まれていたのが
印象的でした。
もうエダモン先生の
新しいレシピは見られないけど、
レシピ本でエダモン先生に会える。
これからも
先生の笑顔とレシピ、忘れません。
私が個人的に
いちばんよく思い出す
エダモン先生のレシピは
「エコみそ汁」
たしか、きょうの料理の
20分で晩ごはんで
披露されていたもの。
20分で晩ごはんは
仕込みなしで
スタジオで講師の方が作る
シリーズで、終盤になると
先生たちの焦り具合が
リアルで面白くて
よく見ていました。
このなかで、エダモン先生は
エコみそ汁として
カッテージチーズを
作ったあとの乳清を
みそ汁として使うという
方法を披露されていました。
見たときは
ふ~ん、
ぐらいな感じで、劇的に
そうか!!!!
とは思わなかったけれども
(時間がない中で
カッテージチーズは
ちょっとハードル高かった)
印象に残っていたんです。
その後、自分が時間に追われて
台所に立つようになって
思い出すのはこの
エコみそ汁なんですよね。
私の場合、
アクの少ない野菜の
ゆで汁をそのままみそ汁として
使う方法を
勝手に「エコみそ汁」と
呼んで
ゆで汁も野菜の味と栄養があり
使えるし、
何より湯をわかす時間と
エネルギーが節約できる。
つい昨日もブロッコリーを
ゆでて、ゆで汁は
油揚げなど具材を足して
みそ汁にしました。
エコみそ汁を実践しています。
枝元先生
というより
エダモンさん
料理の楽しさを
伝えてくださり
ありがとうございました。
きょうの料理ページに
つながります。