溶かすだけなのに…手作りチョコの失敗例
【大阪福島】心がラクになる料理教室SUNROOM代表
レシピ案内人・整理収納アドバイザー 服部まどかです。
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2月の子供お菓子教室始まりました!
今月は、バレンタインデーを意識してチョコレートのお菓子を作っています。
コロナの影響でお友達に手作りチョコを渡したり、というのはここ数年ないと思いますが、お家で手作りチョコを作って家族で味わうのは楽しいものですね♡
今月作るのは、イタリア発祥のお菓子、チョコサラミをアレンジしました。
本場のチョコサラミは、ナッツやドライフルーツが入っているらしいのですが(イタリアで食べたことないのです)子供だとドライフルーツ、ナッツが苦手な子も多いため食べやすくアレンジ。
こちらのお菓子、基本的には中に入れる具をカットして、溶かしたチョコレートと合わせて固めるだけ。
とても手軽に、簡単にできますね!
しかし、手作りチョコって溶かして固めるだけのはずなのに、意外と失敗経験者が多いんです。
夜に作って翌日渡すはずが失敗してしまい、材料がない~((´;ω;`)ウゥゥとなった学生時代の思い出ありませんか?
今回は、手作りチョコで失敗してしまうパターンと対策法をまとめました。
こちらは、レッスン内でも子供たちに教えていることです。
失敗経験がある方、参考にして下さると嬉しいです。
手作りチョコ失敗例その1・焦がした!
まずやってしまいがちな失敗No1は、チョコを溶かそうとして焦がしてしまった!ということ。
よくあるパターンは、
①レシピ通りの時間電子レンジにかけたのに、部分的に焦がしてしまった!
②湯煎したけどちっとも溶けないので弱火にかけたらあっという間に焦げた!
焦がさないための対策法①
①から見ていきましょう。
一見手軽に見える、電子レンジを使った方法。しかし、ある意味難しくもあります。
なぜ難しいかというと、
電子レンジではムラなく加熱するのがむずかしいから
なんです。
溶けていない部分を溶かそうとして、加熱しすぎてしまいすでに溶けている部分を焦がしてしまう…というパターンの失敗です。
加熱ムラを防ぐにはポイントが2つあって、
・少量ずつ加熱すること
・厚手の耐熱ボウル(ガラス製など)にいれ、さらに上から耐熱皿をかぶせて加熱
です。これらをすることで、一部分だけが熱くなりすぎて焦がす失敗を減らせます。
今月の料理教室では、チョコレートを50gずつに分けて加熱しました。
もし溶け残っているものがあっても、ゴムベラで混ぜるうち溶ける場合があります。
所定の時間加熱しても固形物が残っている場合、一度混ぜてください。
こうすることで温度が均一になり、余熱で残りが溶けることが良くあります。
混ぜてみても固形部分が残る場合は、5~10秒ずつ追加で加熱してくださいね。
例えば昨日のレッスンでは、親子でご参加された方がおられました。
チョコの重さを量り、同じ器具を使って加熱したのですが、
お母さまのときは加熱時間を10秒追加してやっと溶けました。
しかし、お子さんの時はレシピの時間通りでドンピシャでした。
お子さんのほうがあとだったので、レンジ内が温まっていたのでしょうか?
いずれにしても、過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
焦がさないように、少しずつ作業を進めてくださいね。
焦がさないための対策法②
②のほうについて。
直火は、ごく弱火でも絶対にお勧めしません!
あっという間に焦げます(泣)
湯煎でなかなか溶けない方は、ボウルを見直してみてください。
プラ容器など樹脂製のボウルだと、熱が伝わりにくくてなかなか溶けません。
もしお持ちなら、金属製のボウルを使うと溶けやすいです。
ガラスのボウルなどで湯煎する場合は、厚みがあるので溶け始めるまでに時間がかかりますが、ボウルの厚みゆえ一度適温になれば温度が下がりづらく、安定して作業を進められるというメリットはあるかと思います。
手持ちの器で、(ボウルに限らず食器で代用しても◎)湯煎に向くものを選ぶのがコツです♡
手作りチョコ失敗例その2・ボソボソ食感になった!
こちらの原因は、湯煎中にボウルに水が入った、または水蒸気が入ってしまった
ということです。
チョコレートは油分が多いため、水とはなじまず食感が悪くなってしまいます。
チョコレートの明治のサイトにも書いてました
https://www.meiji.co.jp/
では、どうしたら上手に湯煎を行うことができるでしょうか?
上手な湯煎法その①
鍋とボウルの大きさがこの写真のようになっていれば、水が入ったり水蒸気が入る可能性は少なくなりそうです。
デメリットとしては、
・湯の温度が確かめにくいため熱くなりすぎてしまう恐れ
・湯の量が見えないので空焚きになる恐れ
でしょうか。
ちょうどよい大きさの鍋とボウルの組み合わせがあればラッキーですね。
上手な湯煎法その②
上記のような大きさばっちりの道具があるとも限らないし、湯煎のためだけに新しく道具を買うのもどうかと思いますね。
そんな方にはこちらをお勧めします!
やっとこで、がっちりとボウルをつかみながら作業。
この道具についてはこちらの記事もご参照ください
https://sunroomcooking.com/easycookingtips/625/
これを使えば、手持ちのボウルと鍋、またはフライパンで作業できます!
しかし、これの場合ももたもたしていると水蒸気が入ってしまう恐れがありますから、手早く作業するのがお勧めです。
まとめ
以上、焦がす、ボソボソになるというチョコレートの2大失敗例とその対策について書いてきました。
まとめると、道具の特性を理解して作業するべし!
というところでしょうか。
レシピ通りも良いのですが、一歩進んで電子レンジ、ボウルの素材など道具の特性を理解して料理すれば、失敗しにくくなるもの。
料理上手へ一歩近づきますね。
バレンタイン迄まだありますから、お家で手作りチョコを楽しんでみてくださいね。
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https://cookingschool.jp/do/school/lesson?schoolId=15377
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