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その他 料理をラクにするコツ

水分コントロールが料理を左右する

【大阪福島】心がラクになる料理教室SUNROOM代表
レシピ案内人・整理収納アドバイザー 服部まどかです。
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今回は、かねてから私が思っていたこと、「料理の水分コントロール」に着目します。

料理の出来上がりで、いまいち…な例

・炒め物から水分が出てびちゃびちゃ
・煮物が水っぽく、ほっくりしていない
・水分が多く、味がぼんやりしている

こんな場合はいずれも、料理の水分コントロールがうまくいっていない場合ですね。
私は以前から、「料理の味は、調味料の量や組み合わせだけに注目されがちだけど水分量や食感にもっと注意を払うべきだ」と思ってきました。

この点についてすべて述べると、ちょっと長くなりますので(汗)
今日は、水分量のコントロールについて書いていきますね。

料理で、水分をコントロールするにはどうしたら良いのでしょうか。
煮物の場合、炒め物の場合、スープなどそもそもたくさんの水分の中で煮ていく料理の場合。いろいろありますが、
今回は、特に水と油、塩の関係に着目して、水分コントロールを上手に行う方法について書いていきたいと思います。

油でコーティング

今日読んでいた料理本の中に、気になる方法がありました。
「子どもはレシピ10個で育つ」 上田淳子著 光文社

赤い本です

この中で、「野菜炒めの新ルール!オイルと塩は、先に入れるのが鉄則」

という記事があったんです。

理由は、「油と塩を最初に合わせることで塩が油でコーティングされ、炒め物がベチャベチャになることを防ぎます」(同書p.62)
と説明されていました。

この部分を読んで、私が考えたのは
・油と塩を先に入れて、塩が跳ねないか心配
 →鉄フライパンを買って、初めに油ならしをするときいつも油と塩でくず野菜を炒めるのですが、その時塩を含んだ油が跳ねることがよくあるのでフライパンを余熱するとき油と塩が跳ねないか心配

ということと、

・塩が油でコーティングされるというよりは野菜が油でコーティングされるので、水分が出ないということなのではないか。

という風に考えました。
後者については、普段から油→野菜の順で入れているので、確かに野菜が油でコーティングされていることに変わりはないのですが油で野菜がコーティングされる前に野菜に含まれる水分が出てきてしまうので、びちゃっとなるんですよね…

となると、やはり油が塩でコーティングされるから、という説が正しいのか?
ちょっとよくわかりませんでした。

実践してみた

論より証拠ということで、さっそく作ってみました。
今回使ったのはホウレンソウ。

ホウレンソウを洗ってざるにあげ、よく振って水けを取ったものを炒めました。
手順としては、

①フライパンに油とにんにくを入れ、弱火でにんにくを焦がさぬよう香りを出す
②にんにくを取り出し、少し火を強めて予熱する
③塩を入れる
④ホウレンソウを入れ、炒める

という風にしました。

結果は、大成功!
これ!見てください♡
水分がほぼ出ていません☆

実際に調理してみた感想としては、
・油に塩を入れても跳ねたりはしなかった。
 →フライパンならしのときは、くず野菜に水分がついていたため跳ねたのかも。

・普段通りの塩加減で調味したが、塩味を強く感じた
 →普段なら水分として野菜の外に溶けだす塩が、水分が出なかったためにホウレンソウにくっついたままになっていたので塩味を強く感じたのではないか

ということです。

こうして考えてみると、先ほどの疑問「塩が油でコーティングされるというよりは野菜が油でコーティングされるので、水分が出ないということなのではないか。」ということについては、

・塩と油が混ざったものが野菜にくっつき、留まるので(塩が油にくるまれた状態になっているから)水分が出にくくなるのではないか

という風に考えられ、やはり塩が油でコーティングされる、という上田先生の説が正しいような気がしました。

まとめ

上田先生の説を元に、ホウレンソウの炒め物を作ってみました。
その結果としては、
・油と塩を入れたフライパンでホウレンソウを炒めたら水分が出ず仕上がった
・普段と同じ塩加減のつもりが、塩味を強く感じた。

ということです。

以前もご紹介したサミン・ノスラット氏の著書で、
「油は味を舌に留まりやすくする」という記述があったんですよね。
今回、いつもより塩味を強く感じたのは、塩が油にコーティングされてホウレンソウに留まりやすくなり、さらに舌にも油と合わさった塩がとどまりやすくなったため味を強く感じた

ということが理由かもしれないと思いました!

これは、少ない塩でも満足できるということで減塩にも使えるかも⁈
新たな学びがたくさんあった上田先生の著書でした♡

最後までお読みいただきありがとうございました☆彡

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フォローお待ちしております♡


 

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【初心者必見】お菓子作りに有塩バターは使える?

【大阪福島】心がラクになる料理教室SUNROOM代表
レシピ案内人・整理収納アドバイザー 服部まどかです。

きのうはバレンタインデーでした。
Instagramなどを見ていると、手作りした話にほっこりしたり、すでにホワイトデーの計画を立てている投稿があったり。

皆さん、工夫しながらいろいろと楽しんでいらっしゃいますね!
バレンタイン、ホワイトデー、クリスマスなどなど、イベントがきっかけで料理やお菓子作りの楽しさに目覚める人も多いと思います。
イベント×手作りって、記憶に残りやすいですね。
子供たちが色々チャレンジして、楽しい思い出を増やせますように♡

今回の記事は、初めてお菓子作りにチャレンジする人に向けて書きたいと思います。

有塩バターやマーガリンで代用していた時代

私自身も、バターが有塩・無塩でどのくらい出来上がりに違いがあるかということについて疑問を持ちながら作ってきました。
小学生のころ、初めてお菓子を作った時は、何せ田舎だったもので…無塩バターが売ってなかった<(´;ω;`)ウゥゥ
最寄りのスーパーに行くのに、車で15分もかかっていたんですよ。

代わりにマーガリンを使ったり、有塩バターを使ったりしていたのです。

また、有塩と無塩を比べると、ほとんどの場合、無塩バターの方が高いんですよね。
どちらでもよいと言われたら、有塩の方を使いたいじゃないですか(笑)

お菓子作りの本ではなんと説明しているのか調べてみた

なぜお菓子作りでは無塩バターなのか
という疑問について、調べていくことにしました。

レシピによっては、無塩バターを使いながらも最後に塩を加えたりするものもありますし、有塩バターで代用しても全く嫌な味がせず、むしろ後で無塩バターでも作ったけど有塩の方がおいしかった気がする…という体験があったので、なぜ無塩がお勧めなのか?という点疑問を抱きました。

まずは手持ちのお菓子作りの本に説明があるかどうか、確かめてみました。

その①
「ケーキ用には、やはり無塩のものを使います」 ←大原昭子先生の著書

その②
「食塩不使用のものを使用します」 ←砂古玉緒先生の著書

上記2冊では、食塩不使用のものを使いなさいとは書いてあるけれど、理由が全く書いていない。

その③
「お菓子作りには、やはり塩の入っていないバターの方が、おすすめです。というのも、普通のバターには、1~2%の塩が入っているので、お菓子作りには、ときとして、失敗の原因になることもあるからです」

3冊目にして、やっと無塩バターを使うことの理由が書いてある本に当たりました。
こちらの本は、山本麗子先生の「101の幸福なお菓子」講談社
です。

山本先生ありがとうございます。
これがヒントになりそう!

その④
「有塩バターは塩分量がはっきりわからないので、料理やパンやお菓子を焼くときは無塩バターを使い、味を見て塩を加えてください」
Samin Nosrat著"SALT FAT ACID HEAT”  訳書は世界文化社発行

なるほど~。塩分量がまちまちな説、ここにもありました。
バターは200gの塊で売られていることが多いので、山本先生の説から計算すると塩分量は2g~4gと幅がある。
どのぐらいバターを使うのかにもよるので何とも言えないですが、塩の2gって結構味に違いが出そうですね。
味だけでなく、ふくらみなど仕上がりにも影響が出そう。

各メーカーのバターを調べる

日本のスーパーで手に入りやすいメーカーのバター塩分量はどうなっているのかな?と疑問に思いましたので、調べてみることにしました。

写真:明治北海道バター 200g

明治北海道バター。
100gあたり1.5gの塩分が含まれています。

https://www.meiji.co.jp/products/butter/4902705057821.html

雪印北海道バター

雪印北海道バター
100gあたり1.3gの塩分が含まれています。
https://www.meg-snow.com/products/detail.php?p=butter

よつ葉バター 加塩

よつ葉バター
100gあたり1.6gの塩分が含まれています。
https://www.yotsuba.co.jp/product/butter_14422.html

北海道産生乳100%使用 北海道バター 商品画像 (メイン)

トップバリュ北海道バター
100gあたり1.5gの塩分が含まれています。https://www.topvalu.net/items/detail/4901810393954/


カルピス特撰バター
100gあたり1.5gの塩分が含まれています。
https://www.calpis.co.jp/lineup/butter/selection/#anc01

調べてみたら、100あたり1.5gが多かったものの、多少ばらつきがあることが分かりました。
日本のメーカーのものに限って調べてみてみても少々ばらつきがあったので、外国産などではもっとばらつきがあるのではないでしょうか?

まとめ

有塩バター、無塩バターどっちを使うか問題について。

ひとことでまとめると、

メーカーにより塩分量が違うため無塩を使って最後に味を見て塩を加える

ということですね。

ちなみに、体験談でいうと
・チョコレートがたくさん入っているもの
・クッキー系

ですと、有塩でも違和感なくおいしく感じます。
また、塩はたんぱく質の凝固と関係が深いので、卵をたくさん使うお菓子では出来上がりに違いが出るものと思われます。
玉子の方については出来上がりについて具体的に比較実験していませんので、参考程度になさってください。

最後までお読みいただきありがとうございました☆彡

3月レッスンのお知らせ

一口サイズのチーズケーキを使います。
こちらにもバターを使用します♡

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上沼恵美子さんのお好み焼き動画が神

勉強のためにテープ起こしをしました

【大阪福島】心がラクになる料理教室SUNROOM代表
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https://sunroomcooking.com/introduction/

最近話題の上沼恵美子さんのお好み焼き動画。

正確には、
「上沼恵美子直伝!」絶品お好み焼きの作り方

です!

これから動画づくりにもチャレンジしようと、編集ソフトを購入したばかりの私。
動画レッスン、オンラインレッスンでも動画を取り入れていこうと思っているところです。

そんなタイミングで見た、上沼さんの料理動画。
恵美ちゃんの話芸にはもちろん近づくことはできないけれど、魅力を少しでも学ぼうとYouTubeを見ながらテロップとおしゃべりを文字に起こしてみました!

一度通しで見た時以上に文字に起こしてみるとそのすごさがはっきり感じられました!
私が感銘を受けた、おしゃべりのプロの技のすばらしさを自分なりに書き出してみたいと思います♡

公式YouTubeチャンネルよりお借りしました

画面から伝わる分かりやすさ

YouTubeも、オンラインレッスンも、動画も、対面レッスンと比べてコミュニケーションが難しいのは誰もが認めるところ。
同じ空間にいればなんとなく伝わるニュアンスも、工夫しないと伝わらないのが難しいところです。
対面レッスン以上に、分かりやすく、伝わりやすいことを心がけないと楽しいレッスンにはならないのがオンラインの難しいところ。

上沼さんの動画は、面白いのに加え、状況が見てきたように頭に浮かぶ、つまり分かりやすいんです。

どうしたらこんなにも伝わりやすい、分かりやすい動画ができるのか。
私なりに理由を考えてみました。 
3つのポイントに絞って考えましたのでちょっとお付き合いくださいね。

その1・お好み焼きというメニュー選びの絶妙さ

まず、メニュー選びの時点から分かりやすさって始まると思うんです。
お好み焼きというチョイスが素晴らしいと思うのは、

①食べたこと作ったことがあるので想像しやすい食べ物だということ。
使用する食材も玉子、豚ばら肉、小麦粉、粉がつお、紅ショウガ、ねぎ、青のりと至ってシンプル。身近なメニューかつ、身近な食材を使ったシンプルな料理ゆえ、味や匂いの想像ができ、想像力により頭の中で情報を補うことができるため、伝わりやすい内容になっているのだと思います。

②いろいろなバージョンがある中で独自の色を出せるメニューである
上沼さんがおっしゃったセリフ。
「お好み焼きって、全部違うでしょ、うちはこうするああするって。いろんな事おっしゃるんだと思いますけど、これが一番簡単で一番安くて一番おいしいと思います」

カレーやハンバーグもそうだと思うんですが、家のが一番おいしいって思う人、多いんじゃないでしょうか。うちの味というのが本当に無数にあります。各御家庭ごとの味をリスペクトしつつも、「これが一番簡単で一番安くて一番おいしい」という独自カラーを出して差別化している。聞いたこともない料理だと画面越しに味や匂いを想像するのが難しいけど、お好み焼きなら想像がつき、かつ一番簡単で一番安くて一番おいしいという特徴なら、やってみようかな?という気になりますね。

③焼き時間を利用できる
ずっとせわしなく作業している料理だと、しゃべる余裕がなくなるか、編集が多くなって流れが自然でなくなります。
それはそれで情報の密度が高い動画になるかもしれませんが、YouTubeのように聞き流したい媒体の場合はちょっとしんどい。
お好み焼きなら、焼いている間は若干作業に余裕ができるため、おしゃべりも楽しめるというところがファンにとっては嬉しいですね。

その2・表現方法のバリエーションの多さと巧みさ

ここは、さすが上沼恵美子!というところでした。
とにかくテロップは最小限だし、うっとうしい効果音もなし。でも伝わるんです。

特に感銘を受けたポイントを書いていき書いていきます。

①テロップに頼らずとも、見れば分かるように表現している
このお好み焼きは、とにかく小麦粉(メリケン粉と呼んでいました)が少ないのがポイント。メリケン粉の少なさを強調するために、どのくらいシャバシャバかスプーンでたらしてみたり、「粉はどっかへ行きました」と表現したり。印象的な言葉や見たらわかるように工夫しているところはさすが。

②くどくど強調しない。ポイントが絞り込んである
最大のポイントは、卵を混ぜすぎないところ。ここが一番のポイントということで唯一、間をおいて、声を張っていました。
強調ということは、ポイントを絞って、数を少なくしてこそ際立つものだな!と。あんまりたくさんポイントがあると、頭に残らないんですよね。えみちゃんは1つに絞ってあったので、ばっちり頭に入りました☆

③わかりやすくて面白いたとえが絶妙
円盤投げできるようなお好み焼きあるじゃないですか、硬~い。
って、笑いましたww

お好み焼きの硬さを表現するとともに、投げ飛ばしたいほど嫌だというニュアンスが伝わる絶妙なたとえです。
これを瞬時に言える瞬発力が欲しい~♡
これぞベテランの技ですね。

その3.やってみたい、できそうだと思わせるコツ

この点は料理動画のいのちなのですが、まんまと作りたくなった私です。
さすが!と思われるところを書き出しますね。

①はやくできる
やっぱり、絶品だけど作るのに1日かかりますというものよりすぐできて、すぐ食べられるものの方が試してみたくなりますね。だって、早く食べたいじゃないですか(笑)
上沼さん自身は、時短などという単語を使ってはいません。でも、私いらちなんでね、とご自分の性格を押さえながらおっしゃるのでものすごく説得力あります。上沼さんほど忙しいのに家のご飯を作る姿が想像しやすい人って少ないかもしれません。仕事に家事に、子育てに、さらに家事の役に立たない夫…忙しい中で手早く作って子供に食べさせてきた歴史を感じられるから、早くできることの必然性に説得力があるんですよね。

②特別な道具や材料がなくてもできる
材料や道具をわざわざ買いに行かなくても、すぐ試せるお料理って魅力的です。作るのにあたってのハードルが下がるし、万一失敗してもそれほど悲しくないから気軽にチャレンジできますよね。思い立ったらすぐできる、ってやっぱり最高!

③安い
大阪城に住んでいる、お金持ちの上沼さん(ネタです)でも安いというところには心惹かれるようで。
高い材料を使っておいしいのは当たり前で、安いのにおいしい!っていうギャップが関西人の心を鷲掴みにします。関西人ではない私が言うのもなんですが。
安いのに美味しいって、美味しいにお得感がプラスされるのでなお一層美味しく感じるという不思議(笑)

さいごに

以上みてきたように、テープ起こししてみたらえみちゃんの動画は自然に見えながらも魅力的な料理動画を作るためのヒントがたくさん詰まっていました。

テロップや効果音、編集を多用した動画ではなく、自然に頭にストンと入ってくる料理動でした。
いちいち計量していないのもなんかよかった。
家庭料理って、息をするように自然に、無理しないで作れるようになるのが理想だと思うんです。しかも、美味しいって食べてくれる家族がいて。

それを思えば、このお好み焼きは家庭料理の理想だな、と思いました。
動画づくりを始めようとしているタイミングで、素晴らしいお手本に出会えてラッキーです。

最後までお読みいただきありがとうございました☆彡

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