【大阪福島】心がラクになる料理教室SUNROOM代表
レシピ案内人・整理収納アドバイザー 服部まどかです。
レシピ案内人とは
自己紹介で、いつも「レシピ案内人」という肩書を名乗っています。
この肩書を使い始めた理由の一つに、いろいろなレシピがある中で、レシピ選びに迷ってしまう方のお力になりたい!
という想いから。というのがあります。
とにかくたくさんのレシピが手に入り、いや、むしろあり過ぎてレシピ選択に時間がかかってしまう。
いろんな人が、いろんなレシピを発信していますから。
では、どんな観点からある「レシピ」を選んだらよいのか。
この点について基準を示していくのもレシピ案内人の役割の一つだと考えています☆
実は多いいい加減レシピ
たくさんのレシピを読み込んだり、比較しているのですが、その中で意外と
いい加減なレシピが多い!
という点、ある時期から気が付きました。
普段から私は、たくさんのレシピをあつめて、取り入れたいところ、外しても良い手順、また味の特徴を決めるポイントなどを比較しながら研究しています。
その「比較する作業」のなかで、あれ?と思うレシピがあることに気付いたのです。
味がお口に合わないというのはいい加減なレシピとはいいません。
それは、好みの問題ですから。
私の考えるいい加減なレシピというのは、
・根拠が不明確な作業がふくまれるもの
→昔からこうしているから。みたいなもの。冷蔵技術が進歩した現在では不要な手順ながら、昔からの手順を盲目的に踏襲しているものなど。
・明らかに間違った道具の使い方をしているもの
→危ない使い方を提案している例など。
このように、味以前の問題として
理由のない工程や安全ではない工程が含まれているレシピは怪しいなと思います。
※いつもこうしているから、というのは根拠だとは思いません。
慣習と根拠は違います!!
とにかく、レシピを書く人と実際に料理する人は違います。
レシピを元に料理する場合は、自分が信用できる(納得できる)作業のみ行うようにして下さいね。
その際、根拠がはっきりしている(理由が納得できる)ものであればなおよいと思います!
もし失敗だったとしても、根拠があれば失敗の原因をたどれますから(汗)
今後のレシピ選びの際、以上のことを頭の片隅に置いておいてくださいね。
いい加減なレシピの例
先日購入した本の中で、こんなレシピを見つけました。
このレシピでは、なんと、圧力鍋で蓋をしてから強火で30分加熱するように指示しています。
この通り作った方、おられるのでしょうか?
しかし、結論から言うと、
強火で30分圧力鍋にかけるのは危ない(汗)
基本的に、圧力鍋では圧力が調理に適切な状態になったら弱火にするのがお約束。
【パール金属圧力鍋の場合】
「蒸気が出始めたら火力を弱くします。強火のまま調理されますと、食材がこげたり、空焚き等の原因になり危険です。(圧力がかかれば、蒸気口から蒸気がでなくとも弱火で十分調理できます。)
出典:鍋付属の取扱説明書
【アサヒ軽金属公式サイトより】
蒸気に揺らされてオモリが勢いよく振れてきたら、火を弱めてレシピに応じた時間加熱します。
https://www.asahikei.co.jp/column/cezk01002.html
【ティファール取扱説明書より】
「(圧力がかかれば)弱火にしてください。一度圧力がかかれば弱火でも充分に調理できます」
https://www.t-fal.co.jp/consumer-services/instructions-for-use/pressurecookers/acticook_plus.pdf
このように、ランダムではありますが3つの圧力鍋メーカー公式サイトなどを確認しても、すべて圧力がかかれば弱火調理という点は共通していますね。
圧力がかかっても強火で加熱するのは危険です。しかも30分も!!
まとめ
たかがレシピ、されどレシピ。
とにかくたくさんあるレシピのなかから、正しいレシピを選びとる力が必要です。
正しいかどうか迷った場合は、根拠がはっきりしているものを選んでくださいね。
たくさんのレシピの中から当たりレシピを選ぶ力を身に付けて、料理を楽しみましょう♡
最後までお読みいただきありがとうございました☆彡
当店のHPはこちら
https://www.sunroomcooking.com/
教室案内のページはこちら
https://sunroomcooking.com/about/
レッスン情報&ご予約はこちら
https://cookingschool.jp/do/school/lesson?schoolId=15377