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料理をラクにするコツ

【初心者必見】ホットケーキを確実にふんわり分厚くする方法

【大阪福島】心がラクになる料理教室SUNROOM代表
レシピ案内人・整理収納アドバイザー 服部まどかです。
自己紹介はこちらをご覧ください
https://sunroomcooking.com/about/

前回の記事、ふっくらホットケーキの作り方で書いた内容を踏まえて、オリジナルのホットケーキをふっくらさせる方法について書いていきたいと思います!

前回の記事はこちら
https://sunroomcooking.com/easycookingtips/711/

泡立て器を使わない

前回の記事を書くために、各メーカーおすすめの作り方を見てみました。
その中で、「混ぜすぎないのがポイント」と言いながらも、泡立て器を使って混ぜていたんです。
混ぜすぎないのがポイントなら、泡立て器使わなくて良いのでは?と。
「だまが残っていても良いので、混ぜすぎないこと」と言ってましたし。
しかも、泡立て器って洗うのが面倒なのです。
・混ぜすぎを防ぐ
・洗うのが面倒
という理由から、泡立て器は使わないで作ることにしました。

卵にひと工夫

といっても、箸で卵を混ぜるだけだと、白身がうまくほぐせず牛乳とのなじみが悪いのです。。

白身がうまくほぐれていません。

そこで、今回のポイントその1
玉子を溶きほぐしたあと塩を1つまみ入れ、5分置く

塩を加えることでたんぱく質がほぐれやすくなり、さらっとします。さらりとすることで、牛乳とのなじみがよくなり、泡立て器を使わなくても十分混ぜることができるのです。

塩がたんぱく質に与える影響について、サミン・ノスラットは
「塩がたんぱく質の繊維を溶かしてゲル化させる」という風に言っています。

塩を加えて5分置いたもの

塩を加えて5分経ったものは、白身のドロリとした塊がずいぶん細かくなりましたね。(箸でほぐしただけ、泡立て器は使っていません)

牛乳を加えて混ぜました。とってもなじみが良いです。
今回の塩の役割は、味付けではなくたんぱく質をほぐすこと
ですから、わずかな量で効果がありました。

マヨネーズを加える

今回のポイントその2
マヨネーズを加える

キューピーのサイトでマヨネーズを加えるというワザを読んでから、その効果に驚いていつもマヨネーズを加えて焼くようになりました!
とにかく厚みが出て、ふっくらするんです☆

キューピーのサイトはこちら
https://www.kewpie.co.jp/mayokitchen/urawaza/urawaza06.html

上記サイトより、マヨネーズを入れるとふんわりする理由部分を引用しますね。


『ホットケーキがふんわりとならないのは、小麦粉のグルテン(たんぱく質)がかたく結合してしまうから。生地にマヨネーズを混ぜて焼くと、乳化された植物油や酢がグルテンの形成に影響を与えるため、生地がふくらみやすく、やわらかになります。さらに表面はサクッとした食感に。裏面を焼く時はふたをして焼くと、よりふんわりとできあがります。』

こちらのレシピでは、150gのホットケーキミックスに対してマヨネーズ大さじ1杯半入れています。

私は、ミックス粉200gに対してマヨネーズを小さじ1~2程度。
キューピーの提案通りの分量でも試しましたが、ちょっと多すぎるかなという分量です。マヨネーズの味はしませんでしたけどもね。

このように、チューブから直接絞り入れたほうが形状として散りやすく混ぜやすいのでスプーンで量らず目分量で入れています。
マヨネーズが多いほうが油が多いということなので、キューピーのレシピ通り入れたら確かにサクッと感は増すと思われます。。

だまっぽくても良いので、スプーンでさっくり混ぜる!

この程度で大丈夫です。
だまっぽいですが、焼いた後は特に塊は見られませんでした。
後ほど、半分に切って検証した写真があります。

焼いていきます

ポイントは、表面が乾かないうちに、早めにひっくり返す

このくらいの状態でひっくり返します。
表面が乾いてくるまで焼くと、下がこげてきてしまうのと中の気体が抜けてふくらみにくくなるためです。
ひっくり返した後、中で発生する水蒸気と気体で生地がふんわり持ち上がり、厚みが出ます。
ひっくり返した後は、目で見ていても明らかにグ~ンとふくらみが増すので面白い♡

昨日見た動画では、どれも「少し高い位置から水平に落とす」と言っていました。
私の感想としては、あんまり高い位置から落とすと固まっていない部分の生地がびちゃっとはみ出してしまうな。と思います。いつもよりわずかに高い位置から、くらいがベスト。

見てください、このふとましさを(笑)

よく、
フライパンの温度を均一にし、温度が上がり過ぎないように濡れふきんにくっつけてフライパンを冷ます

という手順を目にします。
ガス火はちょっとわかりませんが、IHでする分には火加減の調節がうまくできていれば、濡れふきんは使わなくて良いのではないかと。
私の場合、1枚目は弱めの中火程度で、2枚目以降はもっと火を弱くして作るとちょうどよいです。弱めの火でじんわりと焼いて下さい。

ふんわりを求める場合の裏技

なお、表面さっくりを追求する場合は火加減に注意しながらフライパンで焼くのが良いのですが、ふんわりさせたいなら両面が良い色に焼けたとき、中まで火が通ってなくても電子レンジにかけてしまえばふんわりホットケーキになります。
むしろ、電子レンジで最後の仕上げをするほうがふんわり感は増します。
電子レンジだとちょっと蒸された感じになるので、乾いた感じになるフライパンよりしっとり、ふんわりになるのです。
ちょっとポイントを付け加えると、
焼き上がったホットケーキは木のまな板の上で休ませておく
ところ。
木が余分な水分を吸ってくれ、電子レンジにかける前に蒸れてしまうのを防いでくれるのです。
ケーキクーラーの上にのせておくと、網目が付きがちなので(泣)木のまな板がおすすめ♡

電子レンジは、ミックス粉150~200gで作った場合の半量を500W1分くらいの感じです。
あんまり電子レンジにかけ過ぎると水分が抜けてふんわり感がなくなりますので注意。

ダマがないかチェックするために切ってみた

先ほどの、ちょっとだまが残る程度の混ぜ具合でも大丈夫かどうかを全部切ってチェックしてみました。
結果は、だまは全く見当たりませんでした。

このように、だまの心配をして混ぜすぎるくらいならだまは残っても良いのであっさり混ぜるほうがふっくらできました。

まとめ

今回は、各メーカーのおすすめ手順に加えて
・卵に塩を加えて5分ほど置き、さらりとさせて使用
・マヨネーズを少量(200gのミックス粉に対し小さじ1~2加える)

という工夫をして混ぜすぎてグルテンが出るのを防ぐ工夫をしました。

また、仕上げに電子レンジに少々かけることで、より一層ふんわり柔らかい食感に仕上げることに成功しました。

特別な道具や材料は使わず、家にあるものでふんわりホットケーキができます♡
ぜひ試してみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました☆彡

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