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料理用ふきん

沢村貞子さん

沢村貞子さんのエッセイが好きで
ときどき読み返している。

沢村さんの台所事情で
印象的なのが
ふきんを40枚そろえている
というところ。

貞子さんに家事を仕込んだ
下町育ちの母が、
「汚れたふきんは病気のもとだよ」
と常々言っていたそうだ。

貞子さんの場合、
戦争でものに不自由した経験も
加わり、清潔な布への
あこがれがうまれて、
清潔なふきんで拵える料理
へのこだわりが生まれたのかも。

病的な潔癖症があると
料理は大変なものだと思うけど、
そうでないおおざっぱな私でも
生乾き臭のするふきんで拭かれた
食器や、
不潔なふきんでしぼられた
おひたしなど食べたくない。


わたしの場合も、
中学家庭科の調理実習で
生乾き臭のするふきんで
せっかく洗った食器を拭き
かび臭い食器で試食した
トラウマから、
ふきんへのこだわり
があります。

わたしのこだわり

大きいもの
私の場合、台所で使うふきんは
食器と道具を拭くためのもの。
おひたしを絞ったりはしないので
大きくて、鍋やまな板を拭いても
すぐびちょびちょにならない
サイズのものを使っています。
長さ1メートル、幅50センチ弱くらい。

リネン100%
写真上の赤い線が2本入ったのは
もう10年以上つかっているもの。
リネン100%だと
けば立たず水をよく吸い
乾きが早い。
さすがに生地が薄くなってきたので
2枚を縫い合わせました。
そこから早2年は経っていますが
まだまだいけそうです。
リネンは乾きが早いので
生乾きの、嫌なにおいが
しにくいのもよい。
それでも臭う場合は
漂白しています。

写真下のは
昨日買ってきたのもの。
船場センタービルに
マルイシ商店さんという
リネンが安い店があり、
そこで生地を買ってきました。
幅140、長さ3メートルを買ってきて、
2枚重ねのふきんが6枚できた。
布の耳はそのまま、
他をほつれないよう
おおざっぱに縫いました。

早速使ってみたけど、
10年選手のものより
水の吸いが甘いし、
少しぺたぺたする。
まだのりが落ち切っていない感じ。
調べたら、洗濯のりは
アルカリで落ちやすいらしい。
早速、お湯に重曹と洗剤を溶かし
つけ置きしています。
もう一度洗って干したら
いい感じになるかな?

ふきんの効果

まずいえるのは、私の場合
「ふきんは台所の要」

鉄フライパンを
錆びさせたことがない
木のまな板を
かびさせたことがない
のがわたしのささやかな自慢?
ですが、それは
ふきんでよく拭いているから
だと思う。
お気に入りの道具を長持ちさせ、
気分よく料理するのに
ふきんは欠かせない相棒です。

また、お気に入りのふきんは
料理のモチベーションアップ
に繋がります。
たまには、
料理のモチベーションアップに
台所道具を新調したい。
でも、置き場所がないし!
というかた。
ふきんはたためば場所を取らないし
色柄もいろいろあるので、
気分転換に買うのには向いている。
ベルギーやリトアニアの
かわいくて気分が上がる
物を買うのもよし、
私みたいに安くて実用的な
布を買ってきて縫うのもよし。

キッチングッズ買いたい、
でも置き場所がないという方に
おすすめしたいリネンふきんです。

そういえば、昨日
船場センタービルの
マルイシ商店さんで買い物したとき
「これとこれ、どっちが
水を吸いますか?」と
店主にきいたところ、
「さあ、どっちも変わらんと思います、
安いほうにしはったら?
おくさんのお好きなほうで」
ですって。

おくさんと言われたのが
妙に新鮮でした(笑)
ネットではなく店舗で
買い物すると、
こんなやり取りがあるのが
楽しいですね。

最後までお読みくださり
ありがとうございました。