【圧力鍋は怖い!から卒業しましょう】
【大阪福島】心がラクになる料理教室SUNROOM代表
レシピ案内人・整理収納アドバイザー 服部まどかです。
圧力鍋シリーズも第4回目となりました。
毎日圧力鍋を愛用していて、大好きなんです、圧力鍋が♡
書きたいことがたくさんあり過ぎて…
もう少しお付き合いくださいね。
前回、第3回目の記事では、【水っぽい煮物から卒業!ほくほく、濃厚に仕上がる圧力鍋の使い方】について書きました。
前回の記事はこちら
https://sunroomcooking.com/easycookingtips/592/
今回は、だんだん、圧力鍋を使いたくなってきた皆様に向けて今回の記事です。
むしろ、これが一番大切な点かもしれません⁈
圧力鍋の安全な使い方について書いていきますね。
仕組みが分かれば覚えやすい!安全な使い方
圧力鍋の安全な使い方については、鍋購入時についてくる各メーカー作成の取り扱い説明書に詳しく書いてあります。
基本的なことは共通していますが、メーカー毎に部品の形状が違い、お手入れ時の注意点が若干異なりますので購入時に熟読されることをお勧めします。
でもね、取説を熟読する人ってなかなかいない…
長々と安全面について書いてありますが、めんどくさくて、よ~く読む人って少ないと思います。
さっそく買った鍋を早く使いたくてそわそわしている人に安全に関する注意事項(長文)を読めと言っても読まないんです(笑)
そんなせっかちさんのために、これだけは押さえておけば安全というポイントを5つお伝えします。
5つも!と思われる方。圧力鍋の仕組みが分かればすぐに覚えられますので、まずは圧力がかかる仕組みについてご理解ください。
加圧の仕組み
圧力鍋とは、「蒸気が発生することでなべ内の圧力が上がり、おもりから蒸気を排出させることで一定の圧力を保ち、高温高圧で短時間に調理できる器具です。」
~パール金属圧力鍋の取説より~
ここから押さえておくべきポイントは、
・圧力鍋調理では蒸気の力でなべの中の圧力を上げることで、短時間で調理できる
・おもりから余分な圧力を抜き、圧力が高くなりすぎるのを防いでいる
ということです。
絶対守るべき5つのポイント
上記、圧力鍋の仕組みを踏まえたうえで守るべき5つのポイントについて書きます。
取説を熟読されることをお勧めしますがとりあえずこの5点を守れば安心です。
1.とろみのあるものは取扱注意
カレーやシチューなど煮込み料理は圧力鍋を購入後、さっそく作りたくなるものですね。しかし、これらの料理には注意が必要。
理由は、「とろみ成分がおもりを塞いでしまい余分な圧力が排出されない恐れ」があるから。蒸気が噴き出す穴を粘性のある液体で塞いでしまった場合を想像してみてください…鍋内の圧力が高くなりすぎ、危険です。
ルウなどを加える場合は、素材を加圧後に圧力が下がるまでいったん置いておき、鍋のふたを開けてからのタイミングで入れてくださいね。
ルウを入れた後は加圧せず、温めなおす場合にはパッキンなしの普通のふたを使用してください。
2.重曹、油、酒などは大量に使わない
重曹は加熱時急激に発泡することがあります。想定以上に急激に鍋内の圧力が高くなると…まずいですよね。
油は、炒め油程度では問題ないのですが、揚げ物のように油を大量に使用するのは×。万一の場合、高温の油が入った圧力鍋が爆発することを想像してください、怖すぎます。テロ兵器です(泣)
お酒も、大量のアルコールが気化して鍋内の圧力が一気に上がることを想像すると…怖すぎます(泣)
お酒、みりんなどを使う煮物の場合でも、私は念のためアルコールが飛んだかな?というタイミングまで蓋をせずに調理し、そのあと蓋をして加圧しています。
3.空焚き厳禁
これも、加圧の仕組みを考えればわかります。空焚きでは蒸気が発生しないので、いつまでたっても鍋内の圧力が上がらない。そうこうするうちに焦げてきて、熱により鍋底が変形したり、パッキンが変形して蒸気が漏れだし、圧力がかからなくなる恐れがあります。
4.容量厳守
上記写真のパール金属の圧力鍋では、鍋の内側に最大容量のラインが書いてあります。一般的に、鍋の2/3を超えないように調理します。(豆類の場合は1/3まで)
容量を守らないと、煮立ったときに鍋の中身がおもりの蒸気吹き出し口を塞いでしまい、余分な圧力を排出できなくなるので注意。
豆類はさらに少量で。煮炊きにより膨れるうえ、皮が飛んで蒸気穴を塞いでしまうことがあるためです。
適切な圧力で調理するために、容量は守りましょう!!
5.おもりの目詰まりに注意
1~5を守りながら圧力鍋を適切に使っていれば、おもりが詰まるほど汚れることはあまりありません。(特に1と4注意です)
しかし、定期的に掃除をして詰まっていないか確認するのを忘れないでくださいね。
毎回少しずつ汚れが積み重なっていることも考えられますから。
以上、加圧の仕組みを理解して、5つのポイントを守れば圧力鍋は怖くない!
料理の時短化に役立ってくれること間違いなしの力強い相棒です。
ぜひ、安全な使い方を覚えて圧力鍋を使いこなしてみてくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は圧力鍋シリーズ最終回。
実際に使ってみて気付いたコツなどをまとめていきます♡