【大阪福島】心がラクになる料理教室SUNROOM代表
レシピ案内人・整理収納アドバイザー
服部まどかです。

今回は、自己紹介をしながらなぜ公務員を辞めて料理教室を始めたのか
についてお話していきます。
生い立ち
愛知県豊田市で生まれ育ちました。
豊田市といえば、TOYOTA。トヨタ自動車で有名ですが工場で栄えているのは南部の方。私は市内でも北寄りの地域で育ちました。
とにかく自然が豊富でド田舎。
小学校まで歩いて50分もかけて歩いて通っていたんですよ~!
お米も野菜も、祖父母が作っていました。
家の目の前の畑で採れた野菜を使って、料理上手な祖母が手作りしたご飯を食べていました。今思えば贅沢ですね。毎日17時には晩ごはんだったなあ。みそはもちろん八丁味噌。
母は教師で帰りが遅かったので、毎日祖母がご飯を作っていました。
その後、進学で大学、大学院に進んだあと(専攻はペルー文学、文化人類学)就職して公務員になりました。
なぜ公務員を選んだかというと、母のように出産後も定年まで働きたいと思ったからです。
とにかく、働いている母がかっこいいと思っていました。
例えば、中華街に行った時のこと。(母は横浜出身だったので、学校が休みになる夏休みや冬休みなどによく横浜の実家に連れて行ってくれました)
5000円のコースと、一万円のコースがあったら迷わず一万円の方を選んでいた。
「自分で稼いでいると好きなもの頼めるんだ!私もお母さんみたいに働こう。子育てで辞めたりしないで定年まで働くぞ!」
と思ったものです。(笑)
母と私が違った点
母にあこがれて公務員になりましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。
まず、母の場合は教員だったためそれほど広範囲の転勤はありませんでしたが、私は国家公務員(省庁事務官)を選んでしまったため全国転勤の可能性がありました。(就職時から年下である今の夫と交際していたので、彼がどこに就職するか分からなかったこともあり、どこにでも行ける公務員といえば国家公務員でしょ!と選んだのがいけなかった…)
実際、結婚してから私の方が神奈川県に単身赴任していた時期がありました。
独身時代、そして結婚してからも子供がいない時代ならそれでもよかったのですが、子供が生まれると転勤の可能性がある仕事というものはむずかしかったです。
転勤が嫌でどこかの土地に定住したいなら、本省がある東京で激務に耐えるという選択肢もありましたが、あの勤務環境では子育ては祖父母の手を借りなければ100%無理だと思います…
それに夫は関西の企業に就職したので、東京定住はむずかしかったです。
次に、夫が思った以上に何もしないままでワンオペ状態が続いていたということ。
九州男児の夫は、家事育児を全くしない。こちらが「こうしてほしい」と説明しても「キャンキャンうるさい」と部屋に閉じこもってしまい、ますます何もしない。
もし夫が、激務のためにワンオペだったとしたらどれだけ精神的にマシだったか…と思います。
平日は保育園への送り迎えがあるため、早出もできないし残業もできない。
なので昼ご飯の時間を削って仕事の日々…
時間があるときは、おにぎりを5分で食べる。そこから歯磨きして仕事。
10分で昼休憩を済ませて仕事してました。
その時間すら惜しいときは、ずっと仕事して腹ぺこで帰宅まで我慢していました。
公務員を辞めたわけ
しかし、こんな生活にも限界が訪れました。
夫とは結婚後もお財布が別だったので、わたしが仕事と育児を頑張れば頑張るだけ、なぜか夫の自由時間とお小遣いが増えるという仕組み。
これがどうしても我慢できなかった。
また、長女が小学校に上がるタイミングで関東に転勤かも⁈という話もあり、「今の仕事は、家族を犠牲にしてまで続けるべきなのか」という点に悩みました。
ちなみに、公務員の仕事自体にはあまり不満はなかったので、家族がおらず、または夫がもっと家事育児をする人だったら、前職を続けていたと思います。
2018年、SUNROOMを始める
退職後、もともと好きだった観葉植物の店を始めました。
(展開が急ですが…)
コンセプトは、「仕事に家事に忙しいお母さんに癒しを」
しかし、次第に「植物の癒しだけでは真に落ち着くことはできない。家事の中でも時間のかかるご飯作りと片付け、これらを効率的に行って時間を作ってこそ、やっとくつろぐことができるのだ」という想いが大きくなり、観葉植物の販売を続けながら料理教室を始め、さらに整理収納アドバイザー1級の資格も取得して、家が片付かずにくつろげない人のためのお手伝いを始めました。
子供料理教室を始めたわけ
上に書いた生い立ちのとおり、実家では祖母が食事の支度をしていて、それがまたおいしかった。
私も祖母のように料理をしたくて、何度か「手伝いたい」とか「お料理してみたい」とか言ったこともありました。
しかし、やっぱり年のせいか?体がきつかったんでしょうね。
いつも、邪魔だからあっち行ってろ!
と言われ台所に入らせてもらえませんでした。
祖母は孫の世話ばかりでなく、田んぼや畑の仕事に加え夏には町内の鮎やなで仕事をしていたので(調理師の資格を持っていました)大変だったんだろと思います。
孫に料理を教える余裕はなかったみたいで、祖母に料理を習うことはありませんでした。母も休日はしんどそうにしているか、出かけるかのどちらかで「料理させて」と言い出せる感じではなかった。
こんな思い出、そして自分が母になってからの実感としても、
家で子供に料理を教えるのはかなり難しい
と思います。
お母さんに、時間的にも精神的にも余裕があって、子供に料理を教えられる機会ってなかなかないものです。
子育て中はなおさら、母というものはたいてい時間に追われて料理していますから。
せっかく料理に関心を持った子供たち。関心が薄れないうちに料理を教える機会を持ちたいという想いから子供料理教室を開催中。
詳しくは別の記事にも書きましたのでご興味ある方はこちらからご覧くださいね。
https://sunroomcooking.com/introduction/thinking/
子ども料理教室では、幸いなことに素敵な生徒さんに恵まれて毎月楽しくレッスンしています。
とにかく、子供たちの吸収スピードに毎回驚かされています。
包丁を持つのが初めての子供でも、あっという間に危なげない手つきに。
素直で、先生(私)のことばを熱心に聞いてくれる子の上達がやっぱり一番早いですね。
オンラインレッスンをはじめる
子供たちとのレッスンで充実感を覚えている日々ではありますが、私の公務員時代の反省点として、
・育児休業中にもっと料理時間を短くするコツを身に付けておけばよかった
・くたくたに疲れて帰ってきてからでもなんとか完成させられる料理のレパートリーを増やしておくべきだった
というのがあります。
私の失敗、体験を踏まえて、毎日笑顔で家事と育児を乗り切っていくためには料理の工夫が不可欠である
という想いから、忙しい子育て中のお母さんたち(特に、仕事復帰前に準備しておける育休中のお母さん。又は仕事復帰してみて、時間のなさに気付いた方たち)に向けて食事の準備に関するレッスンをしたいという想いが日に日に強くなりました。
育休中、子育て中のお母さんたちが料理教室に通うのはハードルが高いもの。
そこで、赤ちゃんがいてもご自宅で受講していただけるオンラインレッスンを始めることにいたしました。
内容は、私がとにかく時間のないワンオペ共働き、さらに年子育児の中で工夫してきた内容を「料理の文法」というかたちで分かりやすくまとめたもの。
料理の文法を思いつくまでについてはこちらをご覧ください
https://sunroomcooking.com/easycookingtips/745/
レッスンを受けて頂けば、どなた様でもレシピ検索せずに、献立に迷うことなく晩ごはんの支度ができるようになる
ことを目指しています。
これから、オンラインレッスンを通じてますます仕事や子育てで忙しいお母さんたちのお役に立ちたいと強く願っています。


SUNROOMのHPはこちら
https://www.sunroomcooking.com/
最後までお読みいただきありがとうございました。