料理人の特権
料理の作り手の特権は
「味見と称したつまみ食い」
揚げものとかあえものとか
つくりたてが一番おいしい。
それを、ちょっとずつつまむのが
またうまい(へへっ)
食卓より台所で食べるほうが
おいしい気がします。
調理のとき腰かけている
ハイスツールに座って
カウンターでたべるのが
好きです。

料理の作り手の特権は
「味見と称したつまみ食い」
揚げものとかあえものとか
つくりたてが一番おいしい。
それを、ちょっとずつつまむのが
またうまい(へへっ)
食卓より台所で食べるほうが
おいしい気がします。
調理のとき腰かけている
ハイスツールに座って
カウンターでたべるのが
好きです。
好みの台所道具を買いそろえて
いくのも楽しいものですが、
手持ちのものからスタートできる
のが料理のよいところです。
私が大学生になって一人暮らしを
はじめたとき、
商店街の金物屋さんで
大きい寸胴なべを買いました。
当時、パスタが大好物だったので
思う存分作りたかったのだと
思います(笑)
寸胴なべは深すぎて、あまり
普段使いできず
もったいなかった…
一人暮らしの狭い台所では
もっと使いまわせる道具を
買うべきでした。
これから料理を始める方、
一人暮らしを始める方に
おすすめする、
「これだけあれば」
という道具は
ステンレスの蓋つきソテーパン
これ一つあれば
・炒め物
・煮物
・焼物
・揚げ物
・蒸し物
・ボウルとして
・茹でもの
いろいろできます。
あまりに小さいと
炒め物は厳しいので、
一人暮らしでも
直径24センチがおすすめ。
ソテーパンの値段は
ピンキリですが、
まずは3000円以下で
素晴らしく使える
イケアのものがおすすめです。
イケアのソテーパン画像はこちら
ただし、こちらは
ステンレス製なので
適切に予熱しないと
張り付いてしまいますので
ご注意ください。
料理のコツをつかんでくると、
冷蔵庫にあるもので
レシピ検索せずに作っても
失敗がなくなります。
さらに、
・もうちょっと甘め
・もうちょっと歯ごたえを出して
のように
自分の好みに寄せていくことが
できるようになります。
つまり、好みに合った
「マイレシピ」が作れるように
なるのが料理の醍醐味です。
私の場合、「マイレシピ」は
狙ってというよりも
時間がないとき咄嗟に思いついた
ものだったり、
ちょっとずつ残ったものを
使い切りたくて組み合わせたら
ヒット作になったり。
偶然の産物の方が
良いものができる気がしますね。
偶然の発明をその場限りに
するのはもったいないので、
台所にはメモ帳常備です。
毎月のレッスンレシピを
作るときは、このメモ帳に
いつも助けられています。
料理の時短を考えるなら、
食材カットの時間は短くしたい。
こんな考えから、
切るのは時間かかる、嫌い!
という方も少なからずいます。
たしかに面倒に感じることもある
食材カットですが、
切るのが楽しくなっちゃう
気持ちいい食材があります。
私的にカットが気持ちいいのは
・マッシュルーム(生)
・ズッキーニ
・セロリ
硬すぎず柔らかすぎず
包丁を入れるとサクッと切れる。
上記3つは新鮮なら生でも
食べられるので、
切りまくってサラダにするのも
おすすめです。
気持よさを追求するなら
切った食材が転がらないよう
大きめのまな板で
スパスパ切りまくれば
ストレスフリーでなお楽しい!
ぜひ「カットの気持ちよさ」を
お試しください。
子供料理教室の生徒さんから
「自分で作ってみたら
嫌いな食材が入っていても
食べられるようになった」
という声が意外なほど多い。
食材に触れて、切って、料理して
素材とふれあうことで
かわいく思えてくるのかも?
子供の生徒さんに、
「なぜ○○が嫌いだったの?」と
きいてみると、結構多いのが
・なんとなくのイメージ
・食わず嫌い
というパターン。
自分で料理してみたら
なんだ、いける!と。
料理をつうじて素材とふれあえば
嫌いな食材が減るかもしれません。
※アレルギー食材をお持ちの方は
事前にご相談ください。
対応できる場合もあります。
料理が苦手だ、という人の話を
よくよく聞いてみると、
段取りが面倒だから料理が苦手
という原因が見えてくることも。
・切りもの
・炒め物
・湯をわかす
・冷ます
などなど、同時進行しつつ
作業タイミングを考えるのが
めんどくさいと。
さらに「○分以内に完成させる」が
加わるともうパニックに!
こんな方におすすめしたいのが
要所要所をイメージしてから
作業にとりかかること。
具体的には、
・全体の工程をうっすらイメージ
・下準備の進み具合を確認
・できあがりタイミングをイメージ
してから取り掛かるとパニックにならずに
済むと思います。
段取りが苦手な人のレシピ選びは
・1品に使う素材数が少ないもの
・3工程以内でできるもの
・目を離してもよいもの
(=同時進行しやすいもの)
に着目するとよいです。
とはいえ、場数を踏むことも
やはり大事で、繰り返していくと
料理の体内時計ができるというか
所要時間の予測がつくように。
この段階になれば、なお一層
料理が楽しくなっているはずです。
料理は火も水も刃物も使います。
「危ない」と隣り合わせです。
たとえば、
・油がはねてやけど
・湯気でやけど
・包丁で手を切る
・スライサーで手先を切る
・すりおろし器でガリっと
などなど。
しかし、料理に慣れてくると
「けがの予測」ができるように。
だから、けがが減るのです。
料理初心者の子どもたちは
「やりたい!」気持ちが先走り
「危ない」の予測を忘れがち。
でも、慣れてくるとどんな子でも
予測して動けるようになります。
だから、けがが減ります。
料理だけでなく、普段の生活でも
予測する習慣が生まれるから
けがが減るのです。
学校の調理実習って
思い出に残りますよね。
回数も少ないので、
なお一層思い出深いのかも
しれません。
大人になると「料理が面倒」
と思う人がむしろ多数派ですが
調理実習はみんな大好き!
不思議ですね。
思い出に残りやすい調理実習で
切り方がきれいだったり、
炒めるコツを知ってたりする子は
「おお~」ってなります。
お子様の調理実習がより
楽しいものになりますように
お手伝いできればうれしいです。
ちなみに、私の強烈な思い出は…
中学校の調理実習のとき
お皿とふきんがかび臭かった…
完成した料理を盛りつけようと
食器棚から皿を出したら
どれもかびくさい。
ううっと思って洗い、
ふきんで拭こうとしたら
これまたかびくさい。
乾きが甘いまま
食器棚にしまい、扉を閉めて
かび臭くなったのかと。
これがトラウマで、
いまでも自宅の食器棚は
オープンタイプです。
地震は心配だけど、
かび臭い食器で食べるよりましと
割り切っています。
マラソンの有森裕子さんの名言
として有名な言葉ですね。
毎日のごはん作りは孤独な作業。
めんどくさい~と思う自分に
むち打って頑張っても
家族は大体、無反応。
味の感想も特になし、
がほとんどです。
反応がないと
モチベーションも下がりがち…
ですが、そんなときは
自分で自分をほめましょう。
「私ってすごい!」と
ひそかに酔うのもよいものです。
わたしってすごい!と思うのは
自分でいうのもなんですが、
適当に作っても
ご飯が炊きあがると同時に
お菜が全部完成すること。
ほぼ毎日、レシピを見ずに
即興で作っていますが、なぜか
同時にできる日が多いです。
こんな日は自分の手際に酔って
自分で自分をほめてください。
タイミングよく仕上げてるのに
ごはんできた~と呼んでも
家族の集合が遅いのが
いちばんの悩みです(泣)